イーオン・フラックス

突如発生した新種のウイルスにより、人類の99パーセントが死滅。
ワクチンにより辛うじて生き残った人類は、その後約400年間、科学者グループの圧政を受けながらも、それなりに平和に暮らしていた。
しかし、そんな偽りの平和に異を唱える組織があった。
それが、反政府組織“モニカン”であり、イーオン・フラックスはそこに所属する戦士である。


この作品は、そんなSFチックな成分で構成されています。


それにしても、イーオン役のシャーリーズ・セロンがとても美しいです。
もう、普段の表情から立ち居振る舞いまで常にクールビューティーを貫き、例えキスシーンでもそれは余り崩れず、敵に捕らわれても冷静に行動する。
何て言うか、格好良い美しさです。


それだけに、アクションシーンが少ない上に、ちょっと淡白なのが勿体無い。
この映画の予告編を見た時、私はこれはアクションに重点を置いた物だと思い、とても期待しました。
まぁ、それなりに派手にアクションしてたので、終盤に向けてワクワクしていたのですが、そのラストバトルが少々肩透かしを喰らうと言う始末。


そういや、モニカン側の描写が殆ど無いので、かなり謎な組織になってるなぁ。


結局の所、イーオンの格好良い美しさを見ただけという結果になってしまいました(笑)。
実に勿体無いと言うか物足りない作品です。