結界師 (10) (少年サンデーコミックス)作者: 田辺イエロウ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/12/15メディア: コミック購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (55件) を見る

烏森の地を守る二人の結界師と妖かし交じりの一人が、力を合わせて迫りくる強大な敵に立ち向かう伝奇アクションの10巻目。

今巻は、とうとう烏森に攻めて来た白率いる黒芒楼と孤立させられた良守・時音・限が激突。
まぁ、黒芒楼側で戦ってたのは、牙銀のグループだけですが。


それは兎も角、牙銀の強さは半端なく、バラバラに戦ってたらとてもじゃないけど太刀打ち出来ない。
そこで、前巻でやったコンビネーション特訓の成果が求められる訳で、それが上手く噛合った時、牙銀を上回る力を発揮した……のだけれど、火黒が余計な茶々を入れて台無しに。
正直、連載当時95話『永遠に』が載る前までは、限の傷は完治して黒芒楼での第2ラウンドがあるものと思っていました。
むしろ、そのためにアトラ姐が3人にコンビネーションの大切さを教えにやってきたんだろうし、たった1回の実戦で終わるのは勿体無いだろうと。
しかしそうはならず、良守はある意味、時音が傷付くよりも深い心の傷を追う事になります。
この事は、後の火黒戦でのキーポイントになる訳ですが、その話はまたその時に。


結局の所、良い感じにキャラが立って来た志々尾限は、この巻で退場と言う事に相成りました。