ブレイブストーリー

宮部みゆきの同名の小説が原作のアニメ映画。
以下、感想のようなもの。
例によって例の如く、原作を読んでいないので、その辺は御了承ください(笑)。


ストーリーは、至極王道な少年の成長物語。
旅の道中で、出会った人達と触れ合う中で成長していく少年(ワタル)と、出会いそのものが少なく、更に出会っても触れ合う事をしなかった少年(ミツル)との対比が、ストーリーの基本軸となってます。
とは言っても、ミツル側の描写が若干少ないと感じますが。
まぁ、時間の制約上、その辺は仕方が無いのかもしれませんが、もう少しワタルとミツルの交錯があっても良かったのではないでしょうか。


とは言え、クライマックスの辺りで、ウルッと来たのはここだけの秘密(笑)。
もう一押し何かあったら本気でヤバかったな。


個人的にガッカリした事を一つ。
カッツ役の常盤貴子さんの演技。
通常のシーンでは、まぁ特に不満は無いんだけど、戦闘シーンでの演技は、物足りないでは足りない感じ(笑)。
先に観たゲド戦記で思った事を、ここでも思う事になるとは、思いもよりませんでした(笑)。
そして同時に思ったのは、
この役が榊原良子さんならなぁ
というものでした。
ある意味、これは奇跡かもしれないです(笑)。


個人的な評価としては、肩肘張らずに気楽に観られる娯楽映画として良く出来てると思います。