スーパーマンリターンズ

最後の戦いから約19年の刻を経て、今蘇るアメリカンヒーローの最新作。
まぁ、作品内時間では5年なんだけどね。

それは兎も角、色々と複雑な価値観が交錯する昨今、このアメリカンヒーローたるスーパーマンが、どの様に描かれるかには、多少なりとも興味を惹かれる所。


それで、実際に観た感想としては、色々と突込み所があるけれど、まぁ一応スーパーマンしてるかな……という感じです。
ただ、旧作で特に印象にある電話ボックスでの変身が無くなっていたのは、やはり時代を感じさせると言うかなんと言うか。つーか、作品内で5年しか経ってないのに、科学技術進歩し過ぎ(笑)。
まぁ、ここを突っ込むのは野暮な事だと思っていてもねぇ…ついつい突っ込みたくなってしまうのは、作品に対する愛なのかも(ぇ?)。
また、悪との戦いも、単なる勧善懲悪と言うか、力で制圧すると言うものではない所が、時代を感じさせる所です。結局、宿敵である所のレックス・ルーサー一味との戦いの決着も、スーパーマン自身が直接倒した訳じゃないしなぁ。ちょっと肩透かしと言うか物足りない感じです。


この作品の個人的な評価としては、ツマラナイと言う程では無いけど、少々退屈に感じるかなぁ…と。だからなのか、色々と突っ込みながら観てしまうと言う、テレビに突っ込みながら観ると言うおばさん的な観方になってしまったのかも(笑)。